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移動式クレーンとは

移動式クレーンとは、その名のとおり自由に動くことが出来るクレーンのことで、独自に内燃機の動力がついているものでなくては移動式とは言えません。

構内のレールの上だけを移動するようなものは、自由に動けないので移動式クレーンとは言わないのです。
船の上にあるものや、鉄道の線路を自由に移動するものは移動式クレーンと言う事が出来ます。
移動式クレーンは、いくつかに分類されます。クレーンを乗せている船のことをクレーン船と言います。
これは浮きクレーンとも言います。
ただし、甲板に設置されて甲板から動くことなく、乗せている船の積荷の移動を主に行うクレーンは移動式クレーンとは言いません。
トラックの上に乗せられているクレーンのことをトラッククレーンと言います。
この場合、運転台が、トラックを動かすもの(走行用)と、クレーンを動かすもの(操作用)とで二つあります。
ホイールクレーンとは、車輪のついたクレーンのことです。
市販のトラックを元に作った移動式クレーンがトラッククレーン、車体ごと全部トラックメーカーが作った移動式クレーンがラフテレーンクレーンやオールテレーンクレーンです。
普通の道では走れない、鉄製などの無限軌道を利用して走る移動式クレーンがクローラークレーンと言います。
トラックの荷台とキャブ間に架装された簡易なクレーンを乗せている移動式クレーンを、搭載型トラッククレーンと言い、「ユニック」という俗称もあります。
救助工作車も移動式クレーンであると言えるでしょう。

移動式クレーンの免許

吊り上げ荷重5t以上の移動式クレーンを運転するにはクレーン運転士という特別な免許が必要です。
教習所に通い、学科試験と技能試験の両方に合格しなくてはなりません。
移動式クレーンの免許で、クレーンやデリックの運転はできませんし、玉掛け(ワイヤロープやその他の用具を用いて、荷をクレーンのフックにかけたり外したりする作業)の講習は移動式クレーンの免許取得とは別に修了しておく必要があります。
移動式クレーン免許の学科試験は安全衛生センターで受験することが必要です。
学科試験は、移動式クレーンに関する知識、原動機及び電気に関する知識、力学に関する知識、関係法令について問われます。
力学に関する知識科目は免除されることもあります。
移動式クレーンの学科試験の合格ラインは、各科目ごとで40パーセント以上、さらに、全科目の得点が60点以上なければなりません。
2時間30分に渡る試験です。
実技は、移動式クレーンの運転や、移動式クレーンを運転するための合図がうまくできるか判定されます。
移動式クレーンの運転についてとは、荷を吊り上げて、定められた経路に沿って運搬し、定められた位置に下ろすことを確かめられます。
移動式クレーンを運転するための合図についてとは、吊り上げること、運搬すること、下ろすことについて、手や小旗などで円滑に合図を行えるかどうかです。
実技試験で使用される移動式クレーンは吊り上げ荷重5t以上のラフテレーンクレーンかトラッククレーンです。



移動式クレーン