アクション スタント
アクションジャンルとは、登場人物がたぐいまれな運動能力を発揮して敵を倒すことに主眼が置かれた映画やドラマのことを指します。
しばしば「正義が悪を倒して物事を解決する」という勧善懲悪のストーリーを描き、ハリウッド映画では特に、「愛国心の強いアメリカ人」vs「テロリストまたは犯罪者」という構図で物語が進んでいくことが多いです。
このようなアクション映画にはアクションスタントと呼ばれる「離れワザ」がよく使用されます。
アクションスタントとは
たとえば、自動車からの飛び降り、高層ビルからのつり下がりといった危険な演技で、アクションスタントではスタントマン(またはスタントウーマン)が、俳優に代わって行うことが多いです。
非常に危険性の高い職種で、そのため、アクションのスタントマンやスタントウーマンは保険への加入を拒否されたり、高額な保険料を要求されてしまうこともあります。
アクション映画として特に有名なのが、80年代のアクション映画に代表される、アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンが活躍するものです。
銃撃戦、カーチェイス、爆破、格闘シーンなどが盛りだくさんの、極めて派手なスタントを行う「アトラクション型」が流行しました。
その後はスタント以外の、ストーリーの展開や意外性もおもしろく、サスペンス要素も備えた作品が増えました。
あえてスタントマンを使わないアクションもあります。日本のもので言えば、ドラマ「西部警察」などです。
毎週のように銃撃戦やカーチェイス、カークラッシュが行われ、二ヶ月に一度は爆破されるという、派手なアクション映画でした。
西部警察のアクションのスタントは、伝説的カースタントマンの三石千尋が手がけました。
三石氏の率いるマイクスタントチームの展開するカースタントはまるでハリウッドのカースタントを思わせるようなものでした。
思い出されるシーンは沢山ありますが、30mの川越え大ジャンプはいまや伝説です。三石氏は2005年9月21日に64歳の若さで亡くなりました。
また、「酔拳」や「蛇拳」で有名なジャッキーチェンは、ジャッキーにしか出来ないと思われるような、スタント無しでの危険な演技を売り物にしています。
シルベスター・スタローンは、最新作「ロッキー・ザ・ファイナル」まで、アクションでスタントマンを使用していませんでした。
「ロッキー・ザ・ファイナル」でのあの肉体は、60歳とは信じられないものですね。
次回作「ランボー」では、ついにスタントマンを起用するということです。
シュワルツェネッガーは「イレイザー」や「コマンドー」などで自らアクションスタントに挑戦しています。
「イレイザー」ではスカイダイビングアクションスタントを行っています。
アクション スタントの今後
近年では、映像技術の発達により、ワイヤーアクションを撮影したあと、それをデジタル合成することで、あたかもアクションスタントを実際に行ったかのように表現することが可能になりました。
また、俳優もアクションスタントマンも使わずに、CGで作った人物を加工してアクションスタントをさせる「デジタル・スタント」という手法も使われるようになりました。
「バットマン・リターンズ」でバットマンを屋上から飛び降りさせたりします。
「スパイダーマン2」での、蜘蛛の糸につかまって空を自由に飛びまわるアクションスタントのシーンなどは、記憶に新しいですね。
いつも私たちを楽しませてくれるアクションスタント。今後の新作も期待してます!